"メタボ健診"(新医療制度)が始まった訳をご存知ですか? (4)

5.二つ目の〝医療改革〟とは

 本年4月からスタートする〝医療改革〟の
二つ目が、「後期高齢者医療制度」です。

 後期高齢者とは官僚による造語で、
75歳以上のお年寄りを指します。
あまりに失礼な言葉と気づいたのか、最近は、
反感されるのを恐れて「長寿高齢者」と
通称しています(失笑)。

 「後期高齢者」は過去17年間で倍増です。
厚労省としては、メタボ健診の成果達成度に応じ、
健保組合に対して(ここがミソですよ
ペナルティ&インセンティブを課すことで、
増大する後期高齢者の医療費をまかなう意図をもっています。

 インセンティブを得るのはごく少数の優良健保(勝ち組)で、
ほとんどの健保(負け組)はペナルティを課せられるという
図式です。これは厳しい事態ですよ。

 何せ、健保組合に対してペナルティを課すのですから、
親会社は躍起になってメタボ社員を追及することに・・・。
社員数の多い大手企業では、ペナルティが毎年、数十億円
~100億円になりますから。
 ところがメタボを撲滅すれば、逆にインセンティブが入るどころか、
医療支出が大幅に削減できて、
「健保財政が大幅黒字化できる」のですから、
このことに気づけば、会社は必死になるでしょうね。

 会社は、気づいて、実行するか、
ここが「勝つか負けるか」の瀬戸際ですね。
先を見通す企業は、「健康会計」という概念を
持ち込んでとり組んでいますから。

 当社は、そのような先進的な会社に対して、
健保財政の再生から、
経営力向上(経営効率・生産効率アップ)にも繋がる
「経営への提言」を行っています。

参考
 1.5人が1人を支える時代へ 年齢別の国民1人あたりの
医療費(年間)は、次のようになっています。
  厚生労働省「平成18年度 厚生統計要覧」より
65歳以上の医療費は、64歳以下の実に4.3倍。
32兆円といわれる国民医療費(1年間の医療費総額)の
51%を、65歳以上の方が使われている計算になります。

5.ところで〝健康寿命〟をご存知ですか

〝健康寿命〟=「介護を必要とせず自立して生存できる期間」。
平均寿命と健康寿命の間には、男性で6.1年、女性で7.6年の
開き(差)があります。

 この差は、単なる「不健康期間」ではなく、家や施設で誰かの
世話になる期間を意味します。
この期間をどのようにすごすのか、考えておくことが必要です。
健康寿命を確保することは、
ご年配の両親をかかえておられる人にとってだけの問題ではなく、
近い将来にいずれ来る、私たち自身の問題でもあります。

 これからは、「病気になってから治す」のではなく、
「病気を寄せつけないカラダとココロを作り上げる」ことが大事です。

 そして、世間に氾濫する情報の中から(メーカーにとって都合の
良い情報の中から)、自身の判断で正しい情報を選び抜き、
気づき、深く理解し、実行し、継続するという「自分力」が問われます。

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