中国の野菜は危険だけど、日本の野菜は安全?

 中国製冷凍ギョーザ事件により、
中国の野菜についても、
「農薬だらけだから絶対に買わない」と
決めた主婦が随分増えています。

 中国の野菜は「農薬の異常数値」が時折、
明るみになり、「安全性に問題あり!」と
ニュース報道されています。

 これは、輸入業者が日本国内で出荷前に
抜き取り検査を行っているから明るみに出たのです。

 では、日本の野菜はこのような検査を行っているでしょうか?
実は、全く行っていないのです。
表示義務も「名称」と「原産地名」だけです。
どんな農薬が使われているかをチェックしてはいません。

 ですから、中国の野菜と違って、日本の野菜は「安全」と
短絡的に考えるのは危険です。
日本の野菜も、中国の野菜と同じように、危険をはらんでいるのです。

たとえば、
① 「無農薬栽培」=「農薬が全く使用されていない」
 と理解されていませんか?
 それは誤解です。
 「無農薬栽培」=「その作物を栽培する期間のみ
 農薬を使っていない」ということです。
  つまり、その作物の前に栽培した作物に、農薬を
 使っていても、その作物を栽培する期間に農薬を
 使っていなければ問題ないのです。
  野菜の場合、栽培期間は一般的に数ヶ月程度ですから、
 1年の間に、農薬を使ったり(普通の栽培)、
 使わなかったり(無農薬栽培)を繰り返している
 ケースもあるのです。

② 「有機栽培」とは?
 「有機農産物」=「2年間以上無農薬・無化学肥料の
 土壌で栽培された農作物」のこと。
  つまり、有機栽培は、無農薬とはいえ「化学合成された
 農薬」が使われていないだけで、指定された天然系農薬
 は使えるのです。

③ 日本の有機栽培の基準は低い?
 農作物にミネラルが不可欠なのは国際社会では常識です。
  アメリカでは無農薬栽培の基準に、土壌に40種類以上の
 ミネラルが含まれていることが条件となっています。
  ところが、日本にはミネラルの含有量を判断する基準が
 何ひとつ存在しません。
  何十年もの間、ずっと栽培と収穫を繰り返し、
 窒素・リン酸・カリウム(日本で普及している化学肥料、
 農作物の三大栄養素)を使ってきた土壌では、急に、
 有機栽培に切り替えたからといって、ミネラル不足を
 簡単には解消できません。

 註:土壌のミネラルをバランスよくたっぷり含んだ作物は、
   化学肥料や農薬を用いない有機栽培でも、虫を寄せつ
   けない酵素をみずから生成できます。
   窒素・リン酸・カリウムにばかり注目し、ミネラルを
   おろそかにしてきた日本の農作物は、一見、見た目が
   良くても、本来持つ栄養素はほとんどなく、農薬なし
   に育つことは難しいのです。

 中国の食品については、「安全性に問題あり」と、
数多く報道されていますので、私たち〝消費者〟は
「危険」という認識を持っています。

 日本の食品についても、同じような視線や判断基準を
持ってもらいたいものです。

 

 

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